でもどうせ音自体は迫力なくておもちゃみたいな音しか出ないんでしょ
と疑いながら実際に触ってみると。
「ポーン♪」
え、どこから来たその音!?と一瞬戸惑った。
しっかりした太いクラシックピアノの音が出ているではないか! しかもスピーカーが左右にあるから音が響くし手元から伸びていく。
ちゃんと歯ごたえあるじゃん。
音色を変えてみると、最初はどの電子ピアノにもあるようなエレピやオルガン、グロッケン、マリンバなどだが、さらに進むとギター、ベース、シンセベース、リードシンセ、パッドシンセ、さらにはドラムの音まで。 鳥のささやきや拍手の音などの効果音も収録。
これ一台で出したい音色はほぼ出せる。めちゃくちゃ充実してるこれ。
リズムパターンもこれまた幅広い。ポップス、ロック、ハードロック、ジャズなど王道のほか、ボレロやレゲエ、バラッド、R&B、ディスコ、ユーロビート、テクノまで搭載。
音楽仲間と街中でセッションしようって場面で、かっこいいリズム鳴らして、幅広い音域を使ってイカしたフレーズを弾いちゃったりした日には、街のスターになること間違いなし…
✨
そんな憧れだけの妄想も、このオリピアがあれば現実になる。
本格的な鍵盤をトートバッグにすっぽり入るサイズで持ち運べて、簡単に音が鳴る。 まさにストリート音楽界の革命!!!
作曲にも大活躍
もちろん出先での演奏だけでなく、家でもピアノの練習に使えたり、DTMソフトにつないでMIDIキーボードとして作曲に活用することもできる!
鍵盤数が多いからオクターブ移動をいちいちボタンで操作する手間が省けるし、演奏の幅も広がる。
しかも持ち運べるから、外出中にふっと頭に浮かんだメロディやコードを、その場でキーボードで再現することもできちゃう
作曲したことある人は共感してもらえると思うんですけど、曲のアイデアって、(曲を)作ろうと思って意気込んでいるときは全然浮かばないけど、ぼーっと自転車を漕いでいたり寝付く前にベッドで横になってたりするときに、突然思いつくことが多いんですよね。
でもそんなときに限って、ピアノもギターもないから自分の頭で必死に覚えておくしかなくて。 結局家に帰ったら忘れてる、これは割と作曲あるあるだと私は勝手に思ってます(笑)。
でもオリピアを常に持ち歩いていれば、そんな緊急事態(?)も即解決!
すぐさまオリピアを取り出して頭の中のメロディーを再現して、スマホのボイスメモなんかに録音しておけば、降りてきた神的メロディーが失われることなく形にできます✨
気になるところもいくつか…
良い事づくしのオリピアですが、筆者が実際に使ってみてちょっと不便だと思ったこともあります。
まず、白鍵と黒鍵の高さが同じなので、ピアノやキーボードに慣れている人ほど弾きにくさを感じるだろう、ということ。
折り畳める性質上仕方なく同じ高さにしたのでしょうが、指でタッチした感触に違いがなさすぎて少し違和感を感じる…
少し練習する必要はあるなあ
あとは音質がややチープに感じるところ。 スピーカーが小さいせいか、音の深みとか重厚さなんかは、お高いキーボードに比べたらやはり劣ります。
しかしっ! この製品で質の良い音を出す方法、考えちゃいました
実はこのオリピア、ヘッドフォン端子がついてます。 ここにアンプやスピーカーを接続してあげれば、重厚な音が出せるようになります✨
まとめ